2014-01-01から1年間の記事一覧
問題 $ mvn package で、プロジェクトの target ディレクトリ直下に、プロジェクトの成果物として JAR ファイルが作成される。 このとき、例えばマニフェストに Class-Path: ./dependency/foo.jar ./dependency/bar.jar のように指定する。そして、JARをコマ…
問題 Maven で mvn package などビルドコマンドを実行すると、以下のエラーが表示された。 ... [INFO] ------------------------------------------------------------------------ [INFO] BUILD FAILURE [INFO] ------------------------------------------…
前回に続いて。 Jackson を使うと、JSON から POJO へデータを格納できる。 基本 以下のような Book という POJO を考える。著者が一人しか設定できないなど、いろいろ問題があるが、例なので気にしないでほしい。 public final class Book { private String…
使ってみる機会があったのでメモ。 はじめに Jackson は Java 向けの JSON 処理用のライブラリである。 FasterXML/jackson ランダムアクセスで JSON からデータを読みたい。今回は、Jackson にある Databind というモジュールを使う。 データの読み込み 外部…
ジェネリックスの章、最後の 2 項目。ワイルドカードを使った API と、マップのキーのパラメータ化について。 項目 28: API の柔軟性向上のために境界ワイルドカードを使用する extends を用いた境界ワイルドカード スタックを考える。pushAll は以下の API …
今回は、ジェネリックな型やメソッドを作るという、ジェネリックスの章の中でも重要な部分。 項目 26: ジェネリック型を使用する 自分でジェネリック型を書くときの方法についての話。 基本 まず、クラス宣言に型パラメータを追加する。このとき、型名はなん…
項目 24: 無検査警告を取り除く 型パラメータを書いていないなどの理由で、コンパイル時に無検査警告が出ることがある。 無検査警告は全て取り除くべきである。 なぜなら、全ての警告を取り除けば、そのコードは型安全であると保証できるからである。 もし、…
ここから 5 章の「ジェネリックス」に入る。 ジェネリックスを適切に使えば、型安全なコードを書くことができる。 項目 23: 新たなコードで原型を使用しない Java 1.5 より前に、コレクション宣言で用いられていた原型 (raw type) は、型安全の観点から、も…
項目 22: 非 static のメンバークラスより static のメンバークラスを選ぶ 4 種のネストしたクラスの説明が述べられている。 ネストしたクラス (nested class) とは、あるクラスの中で定義されているクラスのことである。 ネストしたクラスは以下の 4 種類か…
項目 20: タグ付クラスよりクラス階層を選ぶ 後の章で出てくる enum をタグとして持たせたタグ付クラスはよくないという話。 わざわざこの悪い方法をとる人はあまりいなさそうな気もする。 以下のようなクラスを考える。 class Figure { enum Shape { RECTAN…
追記:Yosemite 以降では以下の記事を参照してください。 launchd で Homebrew を自動アップデート(Yosemite 編) - kymmt's note Homebrew を使っていて、たまに brew doctor すると、以下のメッセージが表示される。 Warning: Your Homebrew is outdated.…
項目 18: 抽象クラスよりインタフェースを選ぶ インタフェースの利点 主に以下の利点がある。 簡単に実装できる ミックスインを実現しやすい 階層になっていないフレームワークを組織できる ラッパークラスイディオムを利用できる 骨格実装を提供できる 骨格…
項目 16: 継承よりコンポジションを選ぶ 継承を避けておきたい理由 あるサブクラスはスーパークラスの実装に依存してしまうため。 スーパークラスの実装が変わったら、サブクラスの実装も追随して書き換えなければならない。 解決法:コンポジション コンポ…
項目 14: 可変性を最小限にする この項目では、不変クラスの作り方に関して説明されている。 不変クラスは、生成したインスタンスの状態を変更できないようなクラスのことである。 String, 基本データクラス(BigInteger なども)は不変クラスである。 例え…
亀の歩みで読み進めている Effective Java は第 4 章へ入った。 第 4 章は「クラスとインフェース」。 この章では、Java でクラスやインタフェースの機能を適切に使うための方法が説明されている。 今回は 項目 13, 14 をメモ。 項目 13: クラスとメンバーへ…
Comparable の実装を検討する インタフェース Comparable を実装するといいことがあるという話。 Comparable は以下のようなインタフェース。 public interface Comparable<T> { int compareTo(T t); } Javadoc は以下のリンクから。 Comparable (Java Platform</t>…
clone を注意してオーバーライドする Object.clone は適切にオーバーライドしないと問題が起こるという話。 clone はあるオブジェクトのコピーを返すメソッドである。 Object (Java Platform SE 8 ) 例えば、GoF のデザインパターンの一つ、"Prototype" パタ…
toString を常にオーバーライドする Object.toString をオーバーライドしておくと、クラスが使いやすくなるという話。 toString はオブジェクトを表現する文字列を返すメソッドである。 toString がオーバーライドされているクラスのオブジェクトを println …
equals をオーバーライドする時は、常に hashCode をオーバーライドする 今回は、Object.hashCode の一般契約についての話。 hashCode は、あるオブジェクトのハッシュ値を返すメソッドである。 Object (Java Platform SE 8 ) java.util.HashMap のようなコ…
本項から、第 3 章「すべてのオブジェクトに共通のメソッド」に入る。 Object クラスのメソッドには、一般契約と呼ばれる使用上の決まりが存在する。 この契約を守って Object クラスのメソッドをオーバーライドしないと、契約を元に設計されている別のクラ…
ファイナライザを避ける Effective Java 第 2 版、第 2 章の項目 7。 ファイナライザはオブジェクトがガベージコレクション (GC) により破棄されるときに呼び出されるメソッドである。 Java では Object クラスで protected void finalize() として定義され…
廃れたオブジェクト参照を取り除く 自前でメモリ管理しているときは、廃れた参照が現れてメモリリークを起きることを防がなければならないという話。 廃れた参照とは、存在しているが使われることのない参照のことである。 例えば、配列を用いてオブジェクト…
不必要なオブジェクトの生成を避ける リソースを効率よく使うためには、以下のような不必要なオブジェクトの生成はできるだけ避けたいという話。 不変クラスを毎回 new メソッドが呼び出されるごとの高コストなオブジェクトの生成 アダプターの複数個生成 意…
private のコンストラクタでインスタンス化不可能を強制する java.lang.Math のような、static な関数や定数を集めたユーティリティクラスはインスタンス化する意味がないので、インスタンス化できないようにコンストラクタを書く必要がある。 これはシング…
private のコンストラクタか enum 型でシングルトン特性を強制する Java でシングルトンを実装するときは、 static ファクトリーメソッド(項目 1 参照) 列挙型 (enum) のどちらかを使うのがよい。 一方、public static フィールドにインスタンスを保持する…
数多くのコンストラクタパラメータに直面したときはビルダーを検討する 多くのフィールドを持ち、それに伴って多くのコンストラクタパラメータを持つクラスは、初期化のコードを書くときに煩雑であったり、可読性に難があることが多い。 このときに、ビルダ…
現在、Joshua Bloch の Effective Java 第 2 版を読んでいるので、しばらくはこの本の読書メモを書いていく。 項目 1: コンストラクタの代わりに static ファクトリーメソッドを検討する インスタンスを生成するためには、コンストラクタを使うのが普通の方…
期待される内容 計算機に関する諸々に関して、その時々で学んでいることのまとめ。